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井戸水冷却 大きな節電効果
井戸水冷却「屋根散水」による節電効果
豊明花き市場さまは鉢物を中心とした全国有数の花卉市場です。さまざまな花が県内外からここに集められ、全国に出荷されています。(愛知豊明花き地方卸売市場さまHP)
こちらには約12,000㎡にもおよぶ鉢植植物の保管場所「市場棟」があります。天井が高いこともあり、空調が効きにくく、夏場の温度上昇が問題となっておりました。
そのような状況で考えられたのが、屋根に水を流すことで市場棟全体を冷やそうという「屋根散水」でした。
代表理事の永田晶彦さんらが考案された屋根散水には、毎分300リットルの水が必要です。そこで地下水を利用しようということになりました。
年間を通じて13~14℃という低温の地下水であれば、冷却効果もいっそう期待できるというものです。
屋根散水のための地下水を供給する井戸は、中央住設が掘削させていただきました。
さっそく、地下75mから毎分600リットルの水を汲み上げることに成功。しかも、飲用水としても利用が可能なほどの良質の水です。
この質と量の井戸水であれば、屋根や機器を痛める心配も少なく、安定した冷却システムを構築することができます。
昭和49年に設備工事会社として創業した中央住設では、井戸掘削はもちろんのこと、配管まで全てをお任せいただけます。
豊明花き市場さまには「現場に精通している感じを受けたから」と、配管も含め、屋根散水に関わる全般の工事をご発注いただきました。
全てをお任せいただける点も中央住設の強みです。
井戸水を使った屋根散水の節電効果
豊明花き市場さまでは、井戸水を使った屋根散水の節電効果について調査をされておられます。
その調査結果によれば、「空調の効いた建物に井戸水を散水した場合、真夏の高温時ほど空調のエネルギーを節約できる」ことが判るなど、井戸水による一定の節電効果が確認されとのことです。
気になる導入コストも
電気エアコン設置費用に比べて
「数十分の一」
豊明花き市場さまによれば、導入費用について「電気エアコンを市場棟内全体に設置した場合の数十分の一」とのことです。
井戸水による屋根散水システムは、導入コストの点でもメリットが大きいようです。