【井戸掘り】中央住設 井戸の数だけ物語がある「水物語」

愛知県豊明市の「愛知豊明花き地方卸売市場」は、鉢物を中心とした全国有数の花卉市場。さまざまな花が県内外からここに集められ、全国に出荷されます。
保管庫は1万5千平方メートルにも及ぶ巨大な建物。天井が高いため空調が効かず、夏場の温度上昇は花にも人にも悩みの種でした。そこで考えられたのが、屋根に水をあげて散水し冷却する方法。毎分300リットルの水が必要になるため、地下水を利用することになりました。
中央住設への工事発注を「現場に精通している感じを受けたから」と、代表理事の永田晶彦さんはおっしゃいます。当初百メートルと見込んだ掘削も、75メートル時点で毎分600リットルの水が湧出。しかも飲用にも申し分ない良質の水でした。
屋根散水は暑かった保管庫を快適環境に変えました。訪れた人からは「涼しいけど、どうして?」との声も聞かれます。「化石燃料を使っていないことも自慢です」と永田さん。美しい花市場の環境維持に、きれいな自然水が一役買っています。
★愛知豊明花き地方卸売市場さまの節電・省エネへの取り組みはこちらでもご紹介しております。
愛知豊明花き地方卸売市場
愛知県豊明市阿野町三本木121
TEL 0562-96-1199