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井戸水冷却 大きな節電効果
「エアコン室外機の冷却」による節電効果
屋根散水に続く試みとして、エアコン室外機を井戸水で冷却する設備を整えました。やはり、代表理事の永田晶彦さんらのご考案です。
室外機に冷水を直接かけて機械を冷やすことで熱交換効率の向上を図り、消費電力を抑えるのが狙いです。
節電効果があがっている屋根散水設備の拡張もおこなっており(2本目の井戸)、豊明花き市場さまではこれで3本目の井戸掘りとなります。
水質の重要性
このような設備に使う冷却水は何でも良いというわけにはゆきません。飲用水レベルの水質検査をクリアした井戸水であればこそ、安心して構築できるシステムになります。そうでなければ機械を痛めてしまい、実用向きではありません(経年により故障のリスクが高まります)。
今回掘削した3本目の井戸でも、良質の地下水を汲み上げることに成功しました。この地域は比較的鉄分の多い水がでます。鉄分は機械を傷める原因になります。
鉄分が含まれた地下水の場合、除鉄機を導入するという手段もありますが、初期のコストやランニングコストにも影響して参りますので、可能な限り鉄分の含まれた水が混ざらないように汲み上げることが求められます。
エアコン室外機の冷却による節電効果
まだ経過を観察している段階での取材となったため、きちんとしたデータが揃っておりませんが、「15パーセントの節電を」と言われている今夏、それを上回る節電結果になるのは確実であるとのこと。
永田さんのお話によれば、真夏の消費電力のピークを抑えることで通年の契約電力の低減も期待できます。
以上のように、井戸水によるエアコン室外機の冷却や屋根散水は節電に効果があることが分かりました。また、年間を通じて13~14℃という低温の井戸水を使うことで冷却効果も高まります。
井戸水はランニングコストの面で優れており、掘削時のコストを考慮しても導入するメリットは大きいと思われます。但し、このような設備に使用するためには水質が課題となってきます。
中央住設では長年の経験と実績により、独自の掘削技術を磨いて参りました。このような設備にも安心してお使いいただける井戸水をご提供するノウハウを持っております。
豊明花き市場さまのように、井戸水を活用した省エネへの取り組みを中央住設がお手伝いさせていただきます。節電対策をお考えの方はぜひ一度、中央住設までご相談ください。