【井戸掘り】中央住設 井戸の数だけ物語がある「水物語」

水と土の力を引き出すいちご栽培。どこにも負けない美味しさを求めて

 駒ヶ根高原近くの田園に約1haのいちご栽培ハウスを展開している「有限会社ヨッシャア駒ヶ根」。
 中央アルプスを源とする深井戸水で育てた独自ブランド「アルプスいちご」を生産し、消費者に直接提供しています。

秘訣はアルプスの水と「早寝早起き」

 ヨッシャア駒ヶ根が栽培しているいちごは「とちおとめ」「章姫(あきひめ)」「紅ほっぺ」の3種類。生産量は年間42トンにのぼり、地元スーパーや県外のレストランなどに直接出荷しているほか、2月~5月の期間限定でいちご狩りも受け入れています。またインターネットによる通信販売も行っています。
「うちのいちごはどの品種もおいしいと自信を持って言えますよ。1~2月に採れる完熟の『とちおとめ』は本当にうまいですから」
と平塚登社長は胸を張ります。年間1万人近くに達するいちご狩り客の中には、毎年欠かさず訪れる固定ファンも多く含まれています。リピーターの期待に応えるため、2011年からはポイントカードの発行も始めました。完熟いちごを使ったシャーベットやアイスクリームも人気を集めています。

 同社が設置している井戸は3基。水温が年間平均12~13℃と安定している深井戸水は、いちごの病気を防ぐのに最適な環境を作ります。「井戸水に含まれるミネラル成分も、いちごの味を引き立てていると思います」と平塚社長。加えて同社のハウスは日の出・日の入りが早い伊那谷の西側山麓に位置しているため、苗の「早寝早起き」が健康でおいしいいちごに結実するそうです。

山あり谷あり、少しずつ信頼を積み重ねて

 平塚社長は信州大学農学部を卒業後、名古屋の青果卸会社や長野県内の農業資材販売会社で経験を積み、脱サラして1997年に同社を設立しました。当初は水耕でのいちご栽培に取り組んでいましたが、生産量の伸び悩みを打破するために土耕栽培へ転換することを決意。最適な土作りのためさまざまな種類の土をブレンドして試行錯誤の末、自分なりの「答え」を発見し事業を軌道に乗せました。いちごの天敵ともいえる「炭疽(そ)病」に襲われて大打撃を受けた年もありましたが、持ち前の研究努力で乗り越えてきました。
 現在は夏季にいちごの苗の委託生産を行っており、関西から東北まで各地に合計25万株を出荷しています。苗づくりは病気を防ぐためにハウス内で行うのが常識ですが、「できる限り駒ヶ根の自然の中で育てたい」という信念から、太陽光が直接そそぐ屋外で栽培を行っています。同社の苗は花上がりがとてもよい(花が頻繁に咲く)ことから、全国の農家から期待と信頼が寄せられているのです。

 ハウス内でのいちご栽培も、暖房は必要最小限に抑え、できる限り自然に近い形でじっくりと実を育てるのが「ヨッシャア流」。現在は栽培技術を受け継いでくれる若手社員の育成にも取り組んでいます。

お客様の声

 中央住設さんに井戸を掘ってもらったのは創業当初、農協から紹介されてのことでした。以後、少なくないお金をかける井戸掘りは、経験豊富で信頼がおける業者に頼むのが一番。2000年に2号井、2014年に3号井の掘削をお願いしました。最新の3号井は深さが50mで湧出量は毎分200リットル。とてもいい水で、東日本大震災のときには支援物資として2600トンを福島に送ったこともあります。

 それがきっかけで、現在は井戸水をオゾン殺菌したミネラルウォーター「アルプス貴水」の販売も始めました。少しずつですがお客さんの輪が広がり、会社の経営安定の支えになりつつあります。

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有限会社 ヨッシャア駒ヶ根

駒ケ根市赤穂759-36
TEL0265-82-6440 FAX050-3583-6440
●URL http://www.yossyaa.jp/

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